志経営アドバイザーで、株式会社ジリリータジャパン代表の鹿島清人です。
SDGsの企業への導入支援をする講座で一緒に学んだ知人の紹介で、6月にサステナブルコミュニティという会に参加するようになりました。
このコミュニティは、一般社団法人サステナブル・コミュニティ( https://sustainablecom.org/#message )が運営しています。
サステナビリティに関わる個人が2年ほど前に創ったコミュニティです。
SNS内での相互学習型コミュニティなので、活動の多くはSNS内での情報発信です。
メンバーの多くは、企業に務めており、SDGsの推進など仕事でサステナブルに関係している方が多いようです。
その他、企業がSDGsを導入する支援をするコンサルタントも多く参加しています。
20代~30代のメンバーが多いので、50代のわたしはちょっと珍しい感じかもしれません。
このコミュニティの中に関西に住んでいるメンバーが中心となってリアルで交流する「サステナ関西」というグループができました。
月に1回程度集まり、情報交換をしたり、飲みニケーションも行っています。
サステナブルな社会や企業を創りたいという気持ちが強い人が多いので、教わることが多いなぁという印象です。
先日も集まりがあり、参加しました。
そこにゲストとしてサステナブル・コミュニティの理事でもある安藤光展さんが参加してくれました。
安藤光展さんは、サステナビリティ・コンサルタントとして2008年頃から活躍している方で、多数の書籍も出されています。
今回の集まりの場では、安藤さんが2022年8月に出版された【 未来ビジネス図解 SX & SDGs 】という本を使って著者にこの本に込めた想いを話していただきました。
この本は、図や表も多いので、SDGsやサステナブル経営の入門書としても読みやすいと思いました。
安藤さんがとても気さくな方で、本気でサステナブルな社会を造るための応援をしたいという想いが伝わってきました。
そのためか、当初の予定では1時間程度で勉強会は終わる予定でしたが、その後の質疑応答が盛り上がり30分近く延長しました。
10年以上サステナブルな経営を推進する支援をしている人なので、失敗談や苦労した話はとてもリアリティがありました。
また、SDGsの導入やサステナブルな社会を創ろうという新しい動きに対して反対している人たちと、どのように向き合ってきたのかという話はとても参考になりました。
勉強会のあとは、梅田の「てつたろう」というお店で懇親会をしました。
安藤さんも参加してくれたので、ここでも安藤さんからいろいろな話を聞くことができました。
リーマンショック前から「サステナビリティ経営」という当時の日本ではほぼ誰も知らいないことをやろうと思ったのか、サステナビリティで食えたのかとか、食えなかった時代をどのように乗り越えてきたのかなどかなり生々しい話もざっくばらんにお答えいただきました。
石の上にも3年という言葉がありますが、一つのことをやり続けることの大切さと大変さを改めて学びました。
わたし自身は、SDGsやサステナブル経営という考え方を中小企業に広め、売り上げや利益を上げるためや、事業承継をするためのツールとして利用することを提案しています。
日本の事業者の99.7%は中小企業です。
だからこそ、中小企業が今後も経営していける環境を整備していく支援をすることが、地域の経済と雇用を守り、持続可能な社会づくりに貢献できると思っています。
大企業は今年から有価証券報告書の中でサステナビリティに関する記述が義務化されました。
このことが意味することは、大企業や地方公共団体とビジネスをするためには、その企業や地方公共団体が目指しているサステナビリティに貢献できない中小企業とは取引をしない、ということです。
SDGsは2030年の話であり、まだまだ先の話と思っていませんか?
中小企業にとっては、サステナビリティを経営戦略に取り込むことで、従来だったら獲得できなかった大企業や地方公共団体団体との取引を一挙に獲得できるチャンスになるかもしれませんよ。
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