問活(トイカツ)®を使った課題発見のセミナー、まだまだ続きます(No92)

志経営アドバイザーで、株式会社ジリリータジャパン代表の鹿島清人です。

7月になってから問活®を活用した企業向けのセミナーの第2回を無事終えました。

信用金庫主催のセミナーということもあり、10社限定ということでした。

昨年度から経済産業省や中小企業庁は、経営力再構築伴走支援(以下、伴走支援)に力を入れています。

伴走支援は、経営者等との「対話と傾聴」を通じて、事業者の「本質的課題」に対する経営者の「気づき・腹落ち」を促すことにより「内発的動機づけ」を行い、事業者の「能動的行動・潜在力」を引き出し、事業者の「自己変革・自走化」を目指す支援方法と言えます。

(出典:中小企業庁/中小機構 経営力再構築伴走支援ガイドライン)

こうした背景もあり、金融機関は経営者の自立を促します。

そこで、経営者に自分の会社についてしっかりと『自己分析』をし、自分の会社の課題が何なのかを把握することを目的としたセミナーをして欲しいとのご依頼をいただきました。

前回お話した支店とは別の支店のお客さんだったこともあり、同じ内容をお話しても反応が微妙に違うのが面白いです。

講師のわたしが質問を投げかけます。

そして、各受講者の方に自分なりの答えを書き出していただきます。

最後に、答えを他の受講者に発表し合ってもらいます。

前回お話した支店では座席の都合で二人一組にしかできませんでしたが、今回は三人ないし四人一組で話をすることができました。

問活®をやっていると感じるんですが、二人より三人ないし四人のグループにした方が話が盛り上がるんです。

受講者のなかに、本社と子会社の社長が参加されました。

その二人が隣に座っていたこともあり、二人一組のワークの際はあまり盛り上がっていない様子でした。

その前列に同じ会社から参加されていた若い男女の受講者がいらっしゃいました。

グループ替えのタイミングで女性の方を後ろの列の二人組と一緒にしてみました。

すると効果テキメンでした。

女性が加わった途端に、それまであまり話をしていなかった二人の男性がニコニコしながらご自分の答えを説明されていました。

参加されていた経営者の何名かにお話を伺いましたが、「話を聴いてもらえるとうれしい」と仰っていました。

経営者はなに不自由なく満たされてた人のように思われていますが、皆さんが思っているよりも孤独なんですよ。

だから、自分の話を他人にきちんと聴いてもらえると嬉しくなるんですね。

問活®は、「人は質問されると考える」という人の習性を利用したものなんです。

上司が部下に向かって「考えろ‼」と怒鳴っているシーンは数多く見てきました。

しかし、「考えろ」と言われて考えることができる部下なら、上司は楽ですが、現実はそんなに甘くないですようね。

なぜ「考えることができないか」というと、『考える習慣』というか、『考えるクセ』を身につける教育を受けていないからなんです。

だから、問活®を通じて、上司も部下も『考える習慣(クセ)』を身につけることが大切だと思っています。

人はどのように理解するかというと、『言葉』で理解するそうです。

言葉の使い方や意味がズレていると、永遠に分かり合えないということになります。

自社の分析と課題抽出を行ったとしても、記述する際に使う言葉の表現によって、第三者に与える印象は大きく変わります。

そのためにも、ローカルベンチマークなどの自社分析シートを作成する際には、経営者一人で作業をするのではなく、従業員と一緒に作成することをお勧めしています。

その過程で、使われている表現が洗練されてきます。

つまり、作成に関わった従業員の間では、その表現のもつ意味合いやイメージまでもが一致できるんです。

経営者が自社分析や課題を発見するために作成したものは、金融機関に自社を正しく理解してもらうため(融資を受けやすくするため)や補助金の申請に活用できます。

自社分析シートや課題発見シートのようなものは、一度作って終わりではありません。

決算書ができたら、毎年更新していく必要があります。

むしろ、積極的に第三者に説明することが重要なんです。

あなたは、ご自分の会社の『自社分析シート』や『ローカルベンチマーク』を作成し、自社のアピールができますか?

承継対話支援士 鹿島清人

承継対話支援士 鹿島清人

ジリリータジャパン代表の鹿島清人です。
後継ぎがイキイキと活躍している会社を増やしたいと思い、創業しました。
後継ぎが経営者になるための支援を通じて、「任せられる後継ぎ」を育て、20年続く、次の代まで続く事業と組織を創る支援を得意としています。

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