こんにちは、志経営アドバイザーで、株式会社ジリリータジャパン代表の鹿島清人です。
先日、一般社団法人 全国外国人雇用推進機構さんより取材の依頼を受けました。
2022年10月に受験した外国人雇用労務士という資格の合格者インタビューをしたいとの依頼でした。
記事の内容は下記のようなものでした。
お仕事についてお聞かせください。
中小企業診断士の資格を活かして、『株式会社ジリリータジャパン』を立ち上げ、経営コンサルタントをしています。
その傍らで『独立行政法人中小企業基盤整備機構』や『兵庫県よろず支援拠点』の経営相談員をしています。
『外労士』を受験された経緯も、お仕事に関係するのでしょうか。
大阪府の中小企業診断協会での勉強会で知人から紹介を受け、『外労士』を知りました。
日頃から経営相談を受けるなかで外国人雇用に関するお話はそれなりにありますが、今までは知識がなく対応できないこともありましたので「これを機に勉強してみよう」と思ったのがきっかけでした。
もともと外国人雇用に直接関わられていたわけではなく、『外労士』の受験を通して一から知識をつけられたということですね。
実は、この仕事をする前は銀行員をしていました。当時は経営者の方へのコンサルタントの紹介などが業務の中心でしたので、外国人雇用の知識はほとんど持ち合わせていませんでした。
現在、経営コンサルタントとして経営者の方からダイレクトにご相談を承るなかで、「外国人の方を雇っています」または「雇いたいです」というお話も耳にするようになり、専門知識がないと会話がかみ合いにくい感覚もありましたので、今回受験に踏み切りました。
ほとんど専門知識がない状態でのスタートだったとのことですが、どのような試験対策をされましたか。
公認テキストブックを何度も読み込みました。やはり読み始めたばかりのころは理解が追いつかない部分もありましたが、繰り返し読むことで自然と内容を理解できるようになりました。
知識がない中での試験対策でしたが、公認テキストブック1冊を読み込むだけで十分知識が身についたと思います。
昨年11月に実施した『直前対策講座』は受講されましたか。
はい。テキストの執筆者であり、問題の出題者でもある専門家の先生が解説してくださるので、学習内容の復習や頭の整理に役立ちました。
また、他の試験ではこういった対策講座はあまりないので、受験者へのサポートが手厚い印象を受けました。
『外労士』は完全オンラインでの試験実施でしたが、実際に受験をしてみていかがでしたか。
オンラインでの受験に関しては、全く不自由を感じませんでした。むしろ自宅でも受験可能でしたので、移動の必要がなくスムーズでした。
受験方法については特に問題なかったのですが、それよりも問題文の長さには驚きました。
『外労士』の試験では法律の内容を扱うため全体的に文字数の多い問題が出題されています。
受験してみて、問題文の長さが特徴的な試験だと感じました。その分、時間配分にも注意が必要ですね。
合格後の登録講習はいかがでしたか。
自由な時間に受講できる仕組みが非常にありがたかったです。講習のなかで取り上げられるトピックが多岐に渡り、ボリュームのある内容でしたが、こちらの都合に合わせて視聴できたので、問題なく受講できました。
『外労士』を受験して、良かったことを教えてください。
『外労士』を取得したことで、外国人雇用に関する基礎知識が全くない状態のときには分からなかった話題について「こういうことを言っていたのか」と理解できるようになりました。
また、従来であれば対応できなかった外国人雇用についてのご相談にも「こういうことですよね」と、経営者様と共通の認識をもったうえでお話ができるようになりました。
仕事にも役立っていますので、『外労士』を取得して良かったと感じています。
今後『外労士』をどのように活用していきたいですか。
経営コンサルタントとして経営者の方とお話をするにあたって、外国人雇用の話題は間違いなく増えてくると思います。
もちろん、雇用に関する書類作成や公的手続きは行政書士などの専門家にお任せするのですが、専門家につなげる前に、コンサルタント側で経営者様の状況や要望を整理しておくことが必要です。
特に経営相談は時間が限られた中で行いますので、こちらが外国人雇用の基礎知識を持っているとより濃い内容の話し合いができますし、そういった面で『外労士』としての知識はとても役立つと思います。
(引用先:外国人雇用労務士 お知らせ 合格者インタビュー https://gairoushi.or.jp/news/22 )
外国人雇用については、日頃の経営相談でも人材不足の切り札としてよくご相談をいただきます。
知人の行政書士の話では、在留資格に関する法律を知らないで、外国人を雇用することは、無免許運転をするようなものだということです。
法律に触れることなので、知りませんでしたでは済まないということなのです。
日本では多くの企業で慢性的な人手不足が続きます。
従って、これまでよりも多くの日本企業が外国人労働者を雇用する機会が増えるということなのです。
私は採用や労務の専門家ではありませんが、外国人労働者を正しく雇用することが大切になります。
知らず知らずのうちに法律違反を犯してしまうような企業を無くすお力にはなりたいと思います。
株式会社ジリリータジャパンは、20年続く、次の代まで続く、そんな事業と組織を創るお手伝いをしています。
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