【熱中症より怖い? 事業承継の先送り(No204)】

対話のチカラで事業承継を支援する『承継対話支援士®』の鹿島です。
夏休みは、事業承継などを考えるいい機会です。
8月も下旬になってきましたね。
今年も暑い夏でしたよね。


熱中症より怖い? “会社の未来の無対策”にご注意!

8月も終わりが近づき、暑さもピークを迎えています。今年の夏も全国で「熱中症にご注意を」との呼びかけが続いていますね。
エアコンを使い、こまめに水分補給をすることで、私たちは熱中症を防ごうとします。
でも、ふと思うのです。会社の経営も同じではないでしょうか?

実は、日本では毎年6万件以上の会社が「休業」「廃業」「解散」に追い込まれているのをご存知ですか?
その多くが、「もう少し早く準備していれば…」と後悔を残したまま、静かに幕を閉じていきます。
まるで、熱中症のように、「気づいたときには手遅れ」になってしまうのです。

特に中小企業の経営者にとって、「事業承継」は緊急ではないけれど、重要な経営課題。
ですが、日々の業務に追われ、ついつい後回しにしがちです。
気がつけば年齢を重ね、後継者との対話もできないまま時間だけが過ぎていきます。

だからこそ、この夏休みという特別な時間を「未来の話」をするきっかけにしてほしいのです。

例えば、家族で過ごす涼しいリビングで。
花火大会から帰ってきた夜、余韻が残る中で。
あるいは、暑さを避けて早朝に少しだけ時間をとって。

「うちの会社、この先どうしたい?」
「継ぐ・継がないは別として、会社の未来について話してみない?」
そんな問いかけから始めれば、きっと話は広がります。

最近では、起業した子どもが親の会社を買い取る「M&A型の承継」も増えています。
また、経営者と後継者が“対等な立場”で関わることで、よりよい親子関係が築かれたという事例も少なくありません。

さらに、国の支援策「事業承継・M&A補助金」などを使えば、専門家のサポート費用もカバーされ、金銭的な負担も軽減されます。
こうした補助金を活用するには、半年以上前から準備をする必要があります。

この夏、熱中症対策と同じように、「会社の未来を考え」てみませんか?
まずは一度、家族で会社の未来について話してみる。
その一歩が、あなたの会社の20年後を大きく変えるかもしれません。


事業承継も熱中症対策も対策が大切ですよ。

承継対話支援士 鹿島清人

承継対話支援士 鹿島清人

ジリリータジャパン代表の鹿島清人です。
後継ぎがイキイキと活躍している会社を増やしたいと思い、創業しました。
後継ぎが経営者になるための支援を通じて、「任せられる後継ぎ」を育て、20年続く、次の代まで続く事業と組織を創る支援を得意としています。

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