起業家精神(自立型姿勢)を学び直しました

こんにちは、志経営アドバイザーで、株式会社ジリリータジャパン代表の鹿島清人です。

3月からつい先日まで3ヶ月かけて起業する前に学んでいたビジネススクールに通っていました。

主な目的は、起業を目指す人を応援するためのインストラクターになるトレーニングを受けることでした。

私自身、2021年4月~9月にこのビジネススクールの大阪校に通っていました。

その時にいろいろと起業する準備や、起業してから遭遇すると予想される多くの出来事への対処法などを学びました。

恥ずかしい話ですが、学んだことの多くのことを忘れていました。

これから新たに起業するもしくは、軌道に乗っていない人を支える立場になろうという人間がこれではいかんと反省しました。

そこで起業家として持っていないといけない起業家精神、これを自立型姿勢と呼びますが、一から学び直しました。

この自立型姿勢は、6つの要素から成り立っています。

  1. プラス受信
  2. 自己責任
  3. 自己依存
  4. 自己管理
  5. 自己評価
  6. 他者支援

今回は、Ⅰ.のプラス受信からⅢ.自己管理までをお話したいと思います。

Ⅰ.プラス受信

起業家に限らず、人は生きている間に何度も「やばい」と感じることがありますよね。

わたしも50年以上生きていますので、仕事でも、プライベートでも追い込まれる場面は何度もありました。

【プラス受信】とは、「やばい!ピンチだ」と感じた瞬間に逆に「チャ~ンス!」と考えようということです。

なぜ、そんなことをするの?って思いませんか。

人間、悪いことが起こると考え方はどんどんネガティブ思考になります。

つまり、悪い方に悪い方に考えてしまうのです。

そこで、ネガティブ思考の自分をポジティブ思考に切り替えるきっかけとして、「チャ~ンス!】と叫ぶんです。

本当に声を出さなくても、心のなかで叫ぶようにすればOKです。

Ⅱ.自己責任

物ごとがうまくいかない時、ついつい他人のせいにしていませんか。

わたしは銀行員時代に営業の管理職を10数年務めていました。

所属している部署の営業成績は悪くなかったのですが、いつも成績優秀店として表彰される訳ではありません。

当時のわたしは、自分のやり方にある程度自身をもっていました。

だから、営業成績がよくない時は、その時のメンバー(部下)のせいだと思っていました。

今から考えると、最低の上司ですよね。

「物ごとがうまくいなかいのは他人のせいだ。」と考えている限り、問題は解決しません

ここで必要なことは発想の転換です。

つまり、他者責任から【自己責任】への発想の転換です。

うまくいかない原因を自分ごととして考えるのが、【自己責任】という考え方です。

Ⅲ.自己依存

自己依存とは、他人や環境に依存しないということです。

物ごとがうまくいかない原因を他人のせい(他者責任)にしている状態は、原因の解決も他者にお任せする状態です。

これを他者依存といいます。

他者依存でいる限り、解決も他人のお任せしているので、解決できないことにイライラし、不満になります

そこで、物ごとがうまくいかない時の原因を自分にある、つまり、自己責任という視点で考えます。

根本的原因を自分にあると考えると、どうなると思いますか?

そうなんです。解決する方法を知っているのは自分だけだと気づくのです。

だから、自分が今できることは何か、を探し始めるのです。

言い方を変えると、自分の【出番】を待っている状態とも言えますね。

整理すると、

【依存型姿勢】の場合

ピンチ → 他者責任 → 他者依存 → 面倒

不満 → ストレス → 苦しい

【自立型姿勢】の場合

チャンス → 自己責任 → 自己依存 → やる気

成長 → 充実感 → 楽しい

ここでプラス受信・自己責任・自己依存の例をご紹介します。

問  題 スタッフが忙しすぎて、ウェブ制作業務の納期遅延が発生している。
プラス受信 ・業務を標準化するチャンス  ・やるべき業務に集中するチャンス

・自分の仕事を見直すチャンス ・求心力を高めるチャンス

・顧客信頼を得るチャンス   ・チーム力を高めるチャンス

自己責任 ・業務標準化を怠ってきたから ・教育体制を整備してこなかったため

・事業を急拡大させたから   ・納期管理の意識付けが弱かったため

・任せると丸投げを勘違いしていたから

自己依存の手段 ・業務の細かいステップと期日を、詳細に設計する
・業務標準化のミーティングを週1回設定する
・効果的な外部研修のリサーチを、人事担当に指示する
・毎週の進捗確認をおこない、その場で遅延リスクを教育する
・制作業務をコア業務にしていくかどうか、検討する
・事業拡大のスピードを見極めるために、経営計画を作成する
・制作業務の価格見直しをおこなう

いかがですか?

自分の考え方を意識して変えることで、原因究明に加え、具体的な解決策まで考えることができるようになりますよ。

後継ぎ育成アドバイザー 鹿島清人

後継ぎ育成アドバイザー 鹿島清人

ジリリータジャパン代表の鹿島清人です。
後継ぎがイキイキと活躍している会社を増やしたいと思い、創業しました。
後継ぎが経営者になるための支援を通じて、「任せられる後継ぎ」を育て、20年続く、次の代まで続く事業と組織を創る支援を得意としています。

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