関西でSDGsならびにCSV経営導入を検討されている経営者に向けたブログです。
こんにちは、志経営アドバイザーでジリリータジャパン代表の鹿島清人です。
SDGsシリーズの第6段、ゴール6が今回のテーマです。
ゴール6は、「安全な水とトイレを世界中に」です( 朝日新聞DIGITAL SDGs169ターゲットアイコン日本版 )。
この目標は飲料水、衛生施設、衛生状態を確保するだけではなく、水源の質と持続可能性をめざすものです( https://www.maff.go.jp/j/shokusan/sdgs/sdgs_target.html#goal_06 )。
また、ゴール6には8つのターゲットがあります。
6.01 | すべての人に安全で手頃な飲み水を |
6.02 | 世界中で、屋外排泄をゼロに |
6.03 | 汚染を減らし、再利用を増やし、水質を改善しよう |
6.04 | 安定した水の供給を確保し、水不足で悩む人を減らそう |
6.05 | 水をめぐる紛争をなくし、仲良く使おう |
6.06 | 水に関わるすべての生態系を保護し、回復させよう |
6.a | 水とトイレに関する開発途上国への支援を拡大しよう |
6.b | 地域の水を、地域で守れるようにしよう |
公益財団法人日本ユニセフ協会によると、水道の設備がない暮らしをしている人は20億人です。
トイレがなく、道ばたや草むらなど屋外で用を足す人は4億9400万人です。
2018年にユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)とLIXIL(東京都千代田区)は、「持続可能な開発目標(SDGs)」で掲げる目標「安全な水とトイレを世界中に」の実現に向け、世界の子どもたちの衛生環境を改善するため、新しいアプローチで取り組むグローバルパートナーシップを締結しました。
「Make a Splash! みんなにトイレを」と名付けられたこのパートナーシップは、ユニセフとLIXILがそれぞれの強みを活かしながら、SDGsのターゲットのひとつ「2030年までに、すべての人びとの、適切かつ平等な下水施設・衛生施設へのアクセスを達成し、野外での排泄をなくす。女性および女児、ならびに脆弱な立場にある人びとのニーズに特に注意を払う」の実現を目指すものです。
日本は世界的にも奇跡的に水資源が豊かな国なので、飲料水を確保することに苦労する、といったことが実感し辛いように思います。
Lixilのトイレの普及事業のような高い志を掲げた経営には本当に頭が下がります。
水資源のありがたみを感じつつ、飲水を確保する技術やノウハウを開発途上国に還元することは日本にしかできないSDGsの貢献かもしれませんね。
日本人は日本の価値を見逃しているように思います。
SDGsもCSV経営も社会課題と顧客課題を一致させることで自社のビジネスで社会の課題を解決する、という志に根ざした経営が求められますね。
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