こんにちは。
後継ぎ育成アドバイザーで、ジリリータジャパン代表の鹿島清人です。
先日、コンサルティングで関わっているビジネススクールの節目となる講義がありました。
その講義では受講生の中からMVPを決定するのですが、皆さんはどんな人が選ばれると思いますか?
売上とか収益額が大きい人が選ばれるのでしょうか?
それとも、ビジネスモデルが洗練されている人でしょうか?
いろいろな視点があると思います。
きっと、どの視点も成果だと思います。
志師塾の先生ビジネス開発講座では、自分のビジネスを実践できているかという視点に加えて仲間に対する支援姿勢が問われます。
簡単に言うと、仲間に対してどれだけ紹介することができたかという貢献度の視点です。
今回MVPに選ばれた受講生は、私が毎月コーチとして関わっている方だったので、とてもうれしかったです。
MVPの選出は、講師が勝手に決めるのではありません。
受講生に自分以外の受講生の中からMVP候補を数名選出してもらいます。
その得票数が多いひとがMVPに選出されのです。
MVPは自分が選ぶのではなく、周囲の受講生が選びます。
周囲への貢献度の判定は、自分は誰かに何を提供したのかという視点ではありません。
周囲の受講生がどれだけ貴方にお世話になったのかで決まるといっても過言ではありません。
ビジネスが成功している人を調査すると、ほぼ世界共通の要素として、他人の成功に協力したいと考えています。
自分のビジネスは、自分が目指すゴール(売上高・利益率・利益額等)を達成すればいいのです。
でも、ビズネスで成功するためには、自利利他の精神が大切なのではないかと思っています。
人は、自分ひとりでできることには限りがあります。
志師塾の受講生で成功している人の共通点は、自分が紹介を受ける以上に、紹介できる人だと思います。
エンドユーザーの顔を知っている小売業や卸売業に携わっている方の情報はとても貴重です。
経営者や後継ぎの方とお話をする機会は適当にあります。
しかし、経営者と後継ぎのコミュニケーションは予想よりも難しく、根気がいる仕事だと言えます。
後継ぎにとっては、引継ぎ予定者は本当の後継ぎになるべき人材かどうかを判断しています。
皆さんはそれぞれ、やりたいことがありますよね。
できれば同じ課題に取り組むのではなく、講座が進展するたびに宿題を出す方がいいのかも知れません。
LECの梅田校で中小企業診断士講座を担当しています。
財務会計という科目は、毎年大きく教えるべき範囲もほぼ変更がありません。
だからこそ、人の表情や声のトーンなどを聞きわける力が、自分たちには求められているではにか思っています。
SDGsの取り組みについてですが、後継ぎを中心に若い世代が飯を食えるために中小企業に求められる要素なもしれません。
志と夢とは似て非なるものだと思っています。
志師塾では夢と志は完全に区別しています。
夢とは、仮に自分や自分の会社がいなくなってしまうと、その発言内容そのものもこの世から消えるイメージです。
一方、志とは、自分や自分の会社が無くなったとしても、誰かがその精神を引き継いてくれるものだと考えています。
僕は個人的に、志を熱っぽく語れるエネルギーを持っている方を尊敬します。
一度きりの人生です。
私たちは自分が思ってるよりも、もっと気楽に、自由に生きてもいい時代なのかもしれません。
貴方は、あなたの志を語っていますか。
志って、自分の心の中のエネルギーを伝えることです。
僕は、私は、事業を通じて世の中(社会)をどのように変えたいのかを言語化出来ることから一緒に始めませんか。
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