承継対話支援士で、後継ぎ育成アドバイザーの鹿島清人です。
僕は、後継者がイキイキと働く職場を増やすことを目的に独立して2年半が経ちました。
経営者や後継者の方だけでなく、金融機関や商工会議所・商工会の職員や経営指導員から事業承継は苦手だとよく伺います。
理由の一つは、事業承継は時間がかかることです。
特に親族内承継は時間がかかる傾向にあります。
過去の中小企業白書でも3年以上かかると書かれていました。
僕自身、30年間銀行員をやっていたので、20代の頃から経営者と話をする機会が多かったです。
若い頃は、社長と何を話せばいいのかわからないと悩んでいました。
というもの、社長の多くは年齢が50代・60代で、20代の頃の僕にとっては親よりも上の世代といった状態でした。
その当時の僕は父親とじっくり話すようなこともありませんでした。
そんなこともあり、社長がどんなことに興味があるのかさっぱり分からない状態でした。
これがもう一つの理由です。
つまり、支援する側が苦手意識を持っていることなのです。
事業承継というテーマはとてもセンシティブな話題です。
社長との信頼関係ができていない間に事業承継を話題にすると、最悪の場合、会社への出入りを禁止されたり、取引を解消されることもありました。
今でこそ、事業承継とかM&Aといった言葉はコマーシャルでも流れていますが、30年前はある種のタブーな言葉でした。
時代は変わっても、経営者と何を話せば良いのかいうテーマは今でも多くの支援者の悩みだと感じています。
そこで、たくさんの失敗を経て僕自身がどのように事業承継への苦手意識を克服したか、部下たちはどのように事業承継の話ができるようになったのかを振り返って見ました。
そうすると、事業承継に対する苦手意識を克服するための再現できるノウハウや対話術があることに気が付きました。
僕はこれまで後継者育成の支援をしたいと考え、企業の支援に力を入れてきました。
でも、事業承継を進めていくには自分ひとりで頑張るだけでなく、同じ志を持った仲間を作る方がよいのではないかと考えるようになりました。
事業承継を支援したいと考えている士業や、金融機関の職員等向けの養成講座はたくさんあります。
実際に僕もいくつかは受講しました。
多くの養成講座は、事業承継に関する網羅的な知識を習得することが目的だったり、ある程度の知識を持っている支援者でないと実践できないものが多いように感じています。
事業承継の支援のほとんどは、事業承継をやると決めた後の支援がほとんどです。
長年事業承継の支援をして分かったことは、事業承継をやろうと決める前の段階の支援がとても少ないのです。
事業承継をやろうと決める前に経営者と後継者がきちんと話し合って、事業をどのように発展させるかという思いを一致させ、どのように株や権限を移譲していくのかをすり合わせていくことが大切になります。
一方で、支援をする側の意識として、事業承継は難しいと感じています。
事業承継をやろうと決める前の支援に必要なことは、経営者・後継者との対話術ではないかと考えています。
支援する人たちのメンタルブロックを少しでも解消していくことが、事業承継を進める仲間づくりにつながるのではないか考え始めています。
お楽しみいただけましたか。
それでは、次回の発信もお楽しみください。
よければ、メルマガへ登録お願いします。
メルマガの登録はこちらです。
コメント
COMMENT