伝えるって難しい(No105)

後継ぎ活躍応援団長で、ジリリータジャパン代表の鹿島清人です。

独立して丸2年が経過しました。

独立する半年前から志師塾という先生業に特化したビジネススクールに通い、先生業として経営していくために必要なノウハウを学んでいました。

そこで多くのことを学びましたが、特に「伝える」ということが如何に難しいかという教わりました。

よく言われますが、独立すると会社の看板がなくなりますよね。

この会社の看板って、とても強いんですよね。

僕も前職の銀行の看板の力って本当に強いんだなぁと、日々実感しています。

独立すると自分を営業しないといけないんですが、自分の価値を正しく伝えるって難しいんですよね。

教科書的にお伝えすると、最初に考えるべきことは『なぜ、この事業をするのか』という思いを明確にすることです。

一生かけてやるべきことなのかという自問自答を繰り返し行うことが大切ですよね。

どんな思いで起業するのかを先に考えてから起業する方がいいんですが、事業をしていく中で事業への思いを強くしていく経営者も多いんです。

僕自身は勢いで銀行を辞める勇気はなかったので、志師塾のプログラムを進めていく中で独立してやっていけるのかどうかを考えていました。

最後は、エイ、ヤーという勢いで独立を選びました。

独立してから「自分が何者で、あなたにどんなメリットを提供できるのか」を伝える難しさを実感しています。

そこで大切になるのが、肩書き・キャッチコピー・ストーリーの3つです。

1.肩書き:

肩書とは1秒で自分が何者かを伝えるフレーズです。

概ね12~13文字程度と言われています。

僕自身は2年間で3回見直しました。

事業再構築コンサルタント→志経営アドバイザー→後継ぎ活躍応援団長

見直した理由は、やりたいことが明確になってきたからです。

後継者を育てることを通じて、自分は事業承継を円滑に進める支援がしたいのだと考えるようになってきたんです。

2.キャッチコピー:

キャッチコピーは、顧客に興味をもってもらうフレーズです。

概ね20~25字程度で表現します。

25文字程度では伝えることが難しいようなら、メインのキャッチコピー+サブのキャッチコピーで50文字程度というやり方もOKです。

僕の場合、メインのキャッチコピーは変えていません。

『20年続く、次の代まで続く事業と組織を創ります』(メインコピー)

~1年で任せられる後継ぎを育てます~(サブコピー)

肩書きもキャッチコピーもポイントは、お客様に刺さるかどうかですよね。

だから、最終的にはお客様に確認するしかないというのが答えです。

いくつかアイデアを考えて、お客様が一番どれに反応するかを確認するのが早道なんですよね。

お客様だけでなく仕事のパートナーや、家族や友人たちも含めてきちんと伝わる言葉を選ぶという作業に終わりはないんだと思います。

僕自身もまだまだ迷っています。

3.ストーリー:

ストーリーは人の頭に残りやすいので、自分がこの事業をしたいと考えるようになった思いを物語り風に語ると伝わりやすいんですよね。

桃太郎や、かぐや姫などは学校で教わらなくても、ほとんどの日本人はどんな話か知っていますよね。

仕事で創業を目指す方とお会いし、アドバイスをする機会が結構ありますが、相談者の方と一緒に考えることを通じて僕自身の気づきを得ています。

独立してから3年になりましたが、試行錯誤は続きそうです。

 

後継ぎ育成アドバイザー 鹿島清人

後継ぎ育成アドバイザー 鹿島清人

ジリリータジャパン代表の鹿島清人です。
後継ぎがイキイキと活躍している会社を増やしたいと思い、創業しました。
後継ぎが経営者になるための支援を通じて、「任せられる後継ぎ」を育て、20年続く、次の代まで続く事業と組織を創る支援を得意としています。

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