SDGsのはじめ方

SDGs、CSV経営に関心のある関西の経営者にお読みいただきたいブログです。

こんにちは。志経営アドバイザーで、ジリリータジャパン代表の鹿島清人です。

この1月からSDGs推進者を支援するための研修を受けています。

SXpro伴走パートナー認定トレーニングというプログラムです。

全国から7名の仲間と一緒に学んでいます。

実際にSDGsに取り組みたいと考えた場合、何から始めたらよいのか分からない、というお声をよく聞きます。

そんなお悩みをもっておられる方には、SDG Compass(エスディージー コンパス)をお読みになることをお勧めしています。

SDG Compassは、各企業の事業にSDGsがもたらす影響を解説するとともに、持続可能性を企業の戦略の中心に据えるためのツールと知識を提供するものです。

そして、その目的は、企業が、いかにしてSDGsを経営戦略と整合させ、SDGsへの貢献を測定し管理していくかに関し、指針を提供すること、とされています。

指針は、企業がSDGs に最大限貢献できるよう5 つのステップを提示しています。

企業は、その中核的事業戦略が持続可能性を確保する上でどのあたりに位置しているかを勘案し、その戦略の方向を決定し、調整していくために、この5 つのステップを適用することができます。

SDGs Compass の5 つのステップは、すべての企業が、関連する法令を遵守し、最小限の国際標準を尊重し、優先課題として、基本的人権の侵害に対処する責任を認識していることを前提としています。

SDG Compassは多国籍企業を念頭に開発されましたが、中小企業、その他の組織も、新たな発想の基礎として、利用することが期待されています

また、この指針は、企業レベルで使用されるものとして作成されています。

必要に応じ、個々の製品や拠点、部門レベル、さらには特定の地域レベルにおいても適用することができるとされています。

SDG Compassに関する指針は、以下の5つのステップの順を追って一つずつ説明するように構成されています。

STEP1  SDGs を理解する
1つ目のステップとして、SDGs とは何か、どのように策定されたのか、いかに企業がSDGs を有利に活用できるか、SDGs がどれほど従来の企業責任の上に成り立っているのかを、企業がSDGsを利用する理論的根拠や、企業の基本的責任を中心に見ていきます。

STEP2 優先課題を決定する
SDGs によってもたらされる最も重要な事業機会をとらえ、リスクを減らすために、企業は、そのバリューチェーン全体を通して、SDGs に関する現在および将来の正および負の影響を評価し、それに基づき、それぞれの優先的に取り組む課題を決定する。

実際の進め方としては、2030年にどのような会社でありたいかというビジョンを考えるところから始めます。

次に多くの社会課題の中から、どこに重点(マテリアリティといいます)を置くかを決めます。

その後、事業活動の流れ(バリューチェーンといいます)を含め、SDGsの17のゴールのどこに影響しているのかを特定し、可視化します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

STEP3 目標を設定する
目標の設定は、事業の成功にとって重大であり、企業全体を通じ、優先的事項の共有を促進し、パフォーマンスを改善します。

目標範囲を設定し、KPI(主要業績評価指標)を選択します。

企業は、その目標をSDGs と整合させることによって、企業のリーダーは持続可能な開発に対する明確なコミットメントを示すことができます。

STEP4 経営へ統合する
中核的な事業と企業ガバナンスに持続可能性を統合し、企業内のすべての機能に、持続可能な開発目標を組み込むことは、設定された目標を達成する上で鍵となります。

共有された目的を追求し、組織的な課題に取り組むためには、バリューチェーン全体を通じて、そのセクター内、あるいは、政府や市民社会団体とのパートナーシップにより協働していく必要があります。

STEP5 報告とコミュニケーションを行う
企業は、共通の指標や共有された優先課題を活用して、持続可能な開発に関するパフォーマンスを報告することができます。

SDG Compassは、企業が、SDGs に関する事項を、多くのステークホルダーとの意見交換や報告に導入していくことを推進します。

(引用:SDG Compass)

SDG Compassを読んでも、なかなか理解しにくいかもしれませんね。

ジリリータジャパンでは、定期的に無料のオンラインセミナーを開催しています。

また、個別相談もオンラインで承っております。

ジリリータジャパンのホームページから簡単にお申し込みいただけます。

SDGsやCSV経営導入により、2030年以降の次世代を支える人材の育成(=事業承継)も同時並行で進めることができますよ。

後継ぎ育成アドバイザー 鹿島清人

後継ぎ育成アドバイザー 鹿島清人

ジリリータジャパン代表の鹿島清人です。
後継ぎがイキイキと活躍している会社を増やしたいと思い、創業しました。
後継ぎが経営者になるための支援を通じて、「任せられる後継ぎ」を育て、20年続く、次の代まで続く事業と組織を創る支援を得意としています。

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