「伝わったかなぁ」と思うことありませんか?(No147)

承継対話支援士の鹿島です。

先週は、事業承継やSDGsなどをテーマにした研修やセミナーに登壇する多くの機会をいただきました。

主催者からのリクエストによっては、2時間休みなしのセミナーもあります。

主催者が社内研修に位置づけている場合、盛り込んで欲しいと言われる内容は盛り沢山になりがちです。

3時間くらいかけてお話するような内容を2時間で話をしようとすると、内容によっては受講者がお腹いっぱいというか、消化不良のようになっていないか、とても心配になります。

アンケート結果を見ればいいのかもしれませんが、僕は気が弱いのでアンケートに悪いことが書かれているのを見たくなんです。

顧客の不満や声を改善に活かせという人は多いですが、他人事だから気楽に言えるように感じています。

僕はへそ曲がりなので、人から指図されるとやる気が無くなります

だから、神社でおみくじも引きたくないんです。

できるだけキーメッセージ+事例という組み合わせで、少しでも受講者の印象に残るように工夫はしていますが、いつも終わった後は「ちゃんと伝わったかなぁ」と不安になります。

先日とある講義で、◯を2つ書き、その上に線を書いてくださいという質問をしました。

同じ大きさの◯を2つ書き、その情報に直線を書く人がおおいと思っていたんですが、予想に反していろいろな図が出来上がりました。

お団子のように、同じ大きさの◯を2つ書きその真中を貫くように直線を描いた人もいました。

また、二重丸を書き上方に線を書いたり、二重丸の真ん中に直線を書いたり、波線を書いた人もいました。

◯2つと線を1本書くだけでも、受け取る人によって、理解度に大きな差がありました。

話し手は自分の頭の中にイメージが出来上がっているので、聞き手(受講者)も同じイメージを受け取っていると思っています。

実は、これこそが誤解の元なんですよね。

「言ったから、分かっているはず。」

この誤解は、たちの悪いことに、関係が近い人ほどお互いに分かり合えていると思いこませるんですね。

親子、夫婦、上司部下など頻繁に顔を合わせていても誤解していることに気が付きません。

この誤解の最も悲劇的なものが、事業承継のトラブルです。

僕も仕事だと丁寧に確認するようにしていますが、プライベートだと誤解していることの連発です。

家庭内の揉め事を何でもかんでも専門家に相談するわけにはいきません。

でも、事業承継のように影響が大きく、家族だけでなく従業員にも影響が出かねない問題は早めに相談できる専門家が必要だと思います。

経営者の多くは、事業承継について話をしたいと思いつつも、相談できる相手がいないと思っています。

普段から経営者と話す機会が多い士業、コンサルタント、金融機関や保険関係の仕事をしている方、FPや不動産会社勤務で相続対策を武器にしたいと考えている方を増やしていくことが、事業承継の相談相手を増やす近道ではないかと考えるようになりました。

そこで、経営者と事業承継の話ができる『承継対話支援士』という資格を作って、一緒に事業承継を進める仲間を増やしたいと思うようになりました。

そこで、8月6日に経営者と事業承継の話ができずに悩んでいるという士業・金融・不動産・コンサルタント等の方向けにウェビナーを開催します。

13時からで、無料です。

お申し込みはコチラからお願いします。

https://inden-seminar.com/seminar/202408_06/?cc=7100

 

 

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承継対話支援士 鹿島清人

承継対話支援士 鹿島清人

ジリリータジャパン代表の鹿島清人です。
後継ぎがイキイキと活躍している会社を増やしたいと思い、創業しました。
後継ぎが経営者になるための支援を通じて、「任せられる後継ぎ」を育て、20年続く、次の代まで続く事業と組織を創る支援を得意としています。

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