対話のチカラで事業承継を支援する『承継対話支援士』の鹿島です。
11月になってから寒暖の差が大きくなり、体調を崩される方が多いですね。
皆さんは体調管理できていますか?
僕は仕事柄いくつかの公的機関や金融機関に出入りしていますが、インフルエンザや風邪で会社を休まれている方が増えています。
入院されている方も複数人いらっしゃいます。
私事ですが、独立して3年が経ちました。
会社員の時も急遽、体調が悪くなっても誰かがカバーしてくれましたが、今は一人で動いているので休む=仕事に穴を開ける、ことになります。
これって経営者の方も同じ思いなんだろうなぁと感じるようになりました。
個人的にも11月は、対話のチカラで事業承継を支援する人材を育てる『承継対話支援士養成講座』を開講したり、起業塾や資格学校での講義も始まる月なので、いつも以上に体調管理に気をつけないといけない月なんです。
電車に乗ってもマスク着用率は、週を追うごとに上がってきているように感じませんか?
中小企業の経営者にとって、事業承継は避けられないテーマです。
しかし、多くの経営者が「後継者を育てる時間がない」「引退する覚悟ができない」といった理由で、事業承継の計画が後回しにされがちです。
さらに追い打ちをかけるのが経営者の健康問題ではないでしょうか。
経営者の体調不良が原因で、急な事業承継や会社経営の混乱を招くケースは少なくありません。
僕が銀行員時代に初めて担当した会社の社長が、なんと融資の前日に亡くなったことがありました。
たとえ、普段から社長の奥さんと手続をしていたとしても、会社の代表者が亡くなったことを知ってしまった場合、代表者変更の登記が完了するまでは融資はできません。
その会社は、たまたま奥さん名義の個人預金があったので、一時的に預金を解約してもらい会社に貸し付けてもらうことで、資金繰りに支障をきたすこと無く凌げました。
一歩間違えば、融資ができる企業であるにも関わらず、資金繰り倒産しかねない事態でした。
そこで、このブログでは、経営者が健康管理を通じて事業承継を円滑に進めるための具体的な方法について考えたいと思います。
目次 [非表示]
1. 事業承継の準備は心身の健康から
事業承継は単なる「引き継ぎ」ではありません。
経営のビジョンや価値観を後継者に伝え、組織の未来を描く重要なプロセスです。
しかし、これを成功させるには経営者自身が元気でいることが大前提。
心身の健康が損なわれると、計画が中断したり、後継者との対話がスムーズに進まなかったりします。
2. 健康管理が事業承継のリスクを減らす
特に経営者の健康問題は事業承継のリスクを高めます。
突然の病気や体力の低下が引き金となり、後継者が準備不足のまま経営を引き継ぐ事態は避けたいところです。
予防のために、定期的な健康診断や生活習慣の見直しを行うことが、事業の持続性を高める一歩となります。
3. 後継者と「健康」の話題で絆を深める
健康管理は、後継者との対話のきっかけにもなります。
たとえば、親子間や社員間で「健康維持のために何をしているか」という話題を共有することで、よりオープンな関係が築けます。
その中で、将来的な事業の方向性や役割分担の話に自然とつなげることができるかもしれません。
4. 健康習慣を経営に組み込む工夫
さらに、経営者自身の健康意識を会社全体に広げることも有効です。
朝礼で健康に関するミニセミナーを行ったり、従業員と一緒にウォーキングイベントを企画したりすることで、会社全体の活気を取り戻すことができます。
これにより、従業員からの信頼も深まり、後継者への引き継ぎもスムーズになるでしょう。
5. まとめ:健康管理は未来を守る投資
事業承継を成功させるためには、経営者自身がまず健康であることが重要です。
自身の体調を整えることで、会社の未来をより確実なものにすることができます。
健康管理は、事業承継の準備として最もシンプルで効果的な方法の一つです。
これを機に、日々の生活習慣を見直し、健康を維持することを事業承継計画の一環として考えてみませんか?
経営者の端くれである自分自身への自戒の念を込めて、健康管理をしっかりとやっていきたいと思っています。
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