出版コンテストに出ました(No138)

後継ぎ育成アドバイザー改め、承継対話支援士の鹿島です。

事業承継の話をしたいけれど、うまく話ができないと悩んでいる方のご支援をしています。

6月1日に人生初の出版コンテストに参加してきました。

出版の企画書に沿って一人7分程度で編集者の方にプレゼンをするというものです。

僕が出版したいと考えていた企画は、事業承継がうまくいかない理由の一つは経営者と後継者が事業承継についてしっかりと話し合うことなく専門家に相談し、その提案に沿って動いてしまうことではないかと考えています。

専門家に相談することを否定しているのではありません。

事業承継の支援を長年している中で分かったことは、事業承継に成功している企業は、経営者と後継者がきちんと話し合いをし、何を専門家にお願いするかを決定しています。

企業側が主導権を握っていることが事業承継を成功させる一つのポイントなのだと感じています。

実際には、経営者と後継者が当事者だけできちんと事業承継について話し合うことは難しいと感じています。

僕の親は経営者ではありませんが、父親とどれだけじっくりと話をしたことがあるか、息子と仕事について話をしたかと問われると、できていないと答えざるを得ません。

事業承継の話を切り出すって、とても難しいと思うんです。

だからこそ、経営者と後継者の間に入って両者を取り持つ専門家って大切な存在になると思うんです。

話は長くなりましたが、今回の出版コンテストでは、こうした事業承継の現場に不足している承継前支援について実際に行動に移せるような本を出したいなぁと思い、プレゼンをしてきました。

プレゼン後に復数の編集者の方から言われたことは、「事業承継の本って売れないんですよね」でした。

その瞬間、終わったと思いました。

編集者の方によると、過去に何度か出版したものの、売れたことは稀だそうです。

不思議なのですが、本では事業承継は売れないそうですが、雑誌の特集にすると、雑誌が売れるのだそうです。

出版コンテストの本戦に登場したのは、僕を含めて14名でした。

全員のプレゼンが終わった後に一人ずつ編集者の前に立ち、引き続き出版に向けて話を続けたければ◯の札を上げるというジャッジを行われました。

編集者から「売れない」という言葉が出たのは僕だけ。

僕の順番は14人中8番目でした。

一人目のプレゼンターから「◯の札」が上がり、会場は盛り上がってきました。

僕の前に7人の人には「◯の札」が挙がり続けました。

流れ的に、そろそろ誰も◯を挙げないのではと思って、恐る恐る編集者の前に立ちました。

結果は、1社の編集者の方が「◯の札」を挙げてくれました。

とりあえず、出版に向けて首の皮1枚繋がりました。

人に選ばれるって大変なことだと、久しく味わっていなかった経験をすることができました。

お楽しみいただけましたか。

それでは、次回の発信もお楽しみください。

 

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承継対話支援士 鹿島清人

承継対話支援士 鹿島清人

ジリリータジャパン代表の鹿島清人です。
後継ぎがイキイキと活躍している会社を増やしたいと思い、創業しました。
後継ぎが経営者になるための支援を通じて、「任せられる後継ぎ」を育て、20年続く、次の代まで続く事業と組織を創る支援を得意としています。

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