承継対話支援士で、大阪や兵庫を起点に後継ぎ育成を行なっている鹿島です。
僕は、後継ぎ育成に【20年続く事業と組織を創る】意味合いから、SDGsの活用を中心としたサステナブル経営を活用しています。
【デコ活】って聞いたことありますか?
【デコ活】とは、二酸化炭素(CO₂)を減らす(DE)脱炭素(Decarbonization)と環境に良いエコ(Eco)を含む”デコ“と活動・生活を組み合わせた新しい言葉だそうです。
正式な名称は、「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」と言うそうです。
2050年カーボンニュートラル及び2030年度削減目標の実現に向け、2022年10月に発足した国民の行動変容・ライフスタイル転換を強力に後押しするための新しい国民運動のことです。
公募の結果、2023年7月に愛称が【デコ活】に決定し、その後、メッセージやアクションなども決定されました。
そして、脱炭素につながる将来の豊かな暮らしの全体像・絵姿を紹介するとともに、国・自治体・企業・団体等が連携し、国民のみなさまの新しい暮らしを後押しする活動なのです。
なぜ、【デコ活】が生まれたのかという背景は、脱炭素の目標を達成するためには、2030年の二酸化炭素排出量を家庭は66%、業務その他は51%削減し、全体として45%削減することが求められていることです。
「脱炭素」という言葉の認知度は9割と高いものの、脱炭素を意識した行動をしている人は3割程度に留まっています。
多くに人は、「脱炭素という言葉は知っているけど、何をしていいのかわからない」という状況です。そこで、具体的な取組みの事例として3種類で計13種類の【デコ活アクション】が決定されています。
(まずはここから)
デ:電気も省エネ 断熱住宅 (電気代をおさえる断熱省エネ住宅に住む)
コ:こだわる楽しさ エコグッズ (LED・省エネ家電などを選ぶ)
カ:感謝の心 食べ残しゼロ (食品の食べ切り、食材の使い切り)
ツ:つながるオフィス テレワーク (どこでもつながれば、そこが仕事場に)
(ひとりでにCo2が下がる)
住:高効率の給湯器、節水できる機器を選ぶ
移:環境にやさしい次世代自動車を選ぶ
住:太陽光発電など、再生可能エネルギーを取り入れる
(みんなで実践)
衣:クールビズ・ウォームビズ、サステナブルファッションに取り組む
住:ごみはできるだけ減らし、資源としてきちんと分別・再利用する
食:地元産の旬の食材を積極的に選ぶ
移:できるだけ公共交通・自転車・徒歩で移動する
買:はかり売りを利用するなど、好きなものを必要な分だけ買う
住:宅配便は一度で受け取る
他にも脱炭素に寄与する取組は【デコ活】にあたるそうです。
( 引用先:脱炭素ポータル|環境省 (env.go.jp) )
補助金も用意されていますが、大手百貨店などが採択されているようで、まだまだこれからという感じです。
企業の中には、脱炭素ビジネスに一刻も早く参入し、ライバルよりも先行しようとする動きもあります。
公的機関の窓口相談に来る企業の動きを見ていても、僕が担当しているSDGsの相談は年間数件ですが、脱炭素に関する相談を担当している専門家にはたくさんの予約が入っており、キャンセル待ちという状態です。
企業経営者には、SDGsの導入はコスト。
でも、脱炭素ビジネスに参入することで収益機会が得られるといった思惑があるのかもしれませんね。
SDGsも脱炭素もサステナブル経営を実現していくために不可欠な要素なのですが、中小企業の経営者には同じゴールを目指す取組とは受け取られていない感じです。
お楽しみいただけましたか。
それでは、次回の発信もお楽しみください。
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