『事業承継に失敗しないポイント』その6(No123)

事業承継したいのに、うまく話ができない経営者や後継ぎの方に読んで欲しいブログです。

事業承継に失敗しないための6つ目の ポイントは、従業員をよく知るです。

僕は、銀行員時代から企業を訪問したときに従業員の表情や、事務所の雰囲気をいろいろと観察していました。

今でも企業訪問した時には会社や 工場の雰囲気を感じるように努力しています。

そこで気がついたのは、業績のよい会社の従業員は活気にあふれているということです。

挨拶の声が大きく、笑顔がよく見られます。

それに加えて、社長が 従業員全員のを覚えており、名前を呼びながら話しかけているという共通点もありました。

名前を呼びながら声をかけるという 何気ない行為の積み重ねが、従業員に「ここにいてもいいんだ」という居場所を提供する効果があり、長く働きたいと思わせる雰囲気を醸し出すのだということを学びました。

僕は人の顔と名前がなかなか憶えれ なくて困っている人間なので、 顔と名前をすぐに憶えることが できる人は経営者向きだなと思います。

僕は研修講師もしているので、受講生の名前と顔を一致させるために、フェイスブックグループに事前に登録してもらい、顔写真もつけるようにお願いしています。

そして、手元に名前、ニックネームと 顔写真を1枚にまとめて、手許に持つようにしています。

受講者が会場に入ってきた時に、名前を呼びながら声をかけるようにしています。

従業員との関係性の構築

事業承継の成功は、従業員との強固な関係性を築けるかどうかで決まるといっても過言ではありません。

従業員の名前と顔を覚えることは基本的ながらも、信頼構築において極めて重要なステップです。

毎日同じ職場に通っていても、名前と顔が一致しない人っていませんか?

中小企業の経営者は自ら採用した従業員が多いこともあり、名前と顔を覚えている人が多いように感じます。

しかし、後継ぎは必ずしもそうではないように思います。

後継者のためにも従業員との接点を増やす工夫が必要になります。

定期的な1対1のミーティングの設定、非公式な社内イベントの開催、そして従業員の業務や個人的な成長に対する関心を示すことがなど挙げられます。

心理的安全性の確保

業績が良い企業では、従業員が自らの意見や懸念を自由に表現できる環境、つまり心理的安全性が高い環境が整っています。

後継ぎにとって従業員は、単に雇用する人・される人という関係ではありません。

仕事を教えてくれる先生であり、売り上げ・利益を生み出してくれるパートナーです。

後継ぎにはいろいろな仕事、特に現場の仕事を経験させることをお勧めしています。

その過程で、従業員の人柄を理解したり、本音を聴くことができる可能性があります。

従業員の信頼の獲得

従業員が経営陣を信頼することは、事業承継プロセスにおける成功の鍵です。

従業員が経営陣の意思決定プロセスに参加する機会を提供することで、彼らのエンゲージメントを高めることも有効です。

 

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後継ぎ育成アドバイザー 鹿島清人

後継ぎ育成アドバイザー 鹿島清人

ジリリータジャパン代表の鹿島清人です。
後継ぎがイキイキと活躍している会社を増やしたいと思い、創業しました。
後継ぎが経営者になるための支援を通じて、「任せられる後継ぎ」を育て、20年続く、次の代まで続く事業と組織を創る支援を得意としています。

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