SDGsやCSV経営に関心のある関西の経営者にお読みいただきたいブログです。
こんにちは、志経営アドバイザーで、ジリリータジャパン代表の鹿島清人です。
わたしがクリエイティブ・パートナーとして参加している「プロジェクト・エングローブ」について前回のブログでもご紹介しましたが、12月18日の神戸市内でのプレゼン大会に続いて、本番とも言える東京での発表会が来たる2023年1月21日(土)に開催されます。
改めて「プロジェクト・エングローブ」についてご説明します。
このプロジェクトは、神戸市内の中小企業が中心となって、ESGの観点を取り入れながら、地球にいいビジネスを構想するイノベーション創出プログラムです。
多様な業種のメンバーが経験豊富なパートナーと共に、持続可能な未来を拓くビジネスにチャレンジするプロジェクトです。
東京発表会の当日は、午前中に1期生(2021年のプロジェクト参加企業)5社が発表します。
午後から2期生(2022年のプロジェクト参加企業←わたしがお手伝いしているのはこちらです)5社が発表します。
参加企業とメンター、クリエイティブ・パートナーが一緒になって約6ヶ月かけて社会的意義(パーパス)を軸に導き出した新事業のビジョンとアイデアを基に探し出した持続可能な未来のビズネスの種を発表します。
2期生として参加している企業は次の5社です。
・カネテツデリカフーズ株式会社
テーマ:サステナブルな海の資源を活用。未利用魚のない世界 ~ブルーエコノミーの創出〜。
・株式会社御湯所
テーマ:”Fostering Timelessness” 時を超える「らしさ」を作る、あらゆる地域がどれもユニークで魅力的な未来。
・株式会社垂水重機
テーマ:今を生きる土台をつくり、ひとりひとりが誇りを持って生きていける未来。
・みなと観光バス株式会社
テーマ:郊外をハブにわくわくを循環。各地域が持つ「リアルな面白さ」が行き交い、有機的な繋がりが生まれていく未来。
・合同会社リタリンク
テーマ:Bounce Foward「発展的復活」。人と自然が共生し文化が受け継がれる地域が増え繋がる未来。
※発表テーマは、12月18日の神戸でのプレゼン大会のフィードバック内容を受けて、変更することがあります。
詳しくは、プロジェクト・エングローブのホームページをご覧ください。
当日は、中央官庁やベンチャーキャピタルなどの投資家・メディアも来場される予定です。
オンラインでの視聴も可能ですので、プロジェクト・エングローブのホームページからお申し込みいただくことが可能です。
プロジェクト・エングローブの特徴は、一般的なベンチャー企業がアイデアを発表するピッチコンテストとは違い、事業計画までは作成しません。
神戸市がこのようにベンチャービジネスの前段階の企業を応援していることにもびっくりしましたが、素晴らしい取り組みだと思います。
それよりも、企業としての社会課題をビジネスで解決するCSV経営の基礎を学び、小さなトライアンドエラーを繰り返すことを重視しています。
デザイン経営の考え方を活用しているともいえます。
わたしは、大阪府中小企業診断協会のサステナブル経営/SDGs研究会のメンバー2名と一緒に株式会社垂水重機さんのクリエイティブ・パートナーを務めています。
中小企業診断士として普段から経営者の経営に関するご相談を受けていますが、普段使っていない脳みその部分を使うので、もの凄く刺激を受けます。
CSV経営やSDGsは一見すると儲からないから誰もやりたがらない社会課題の解決を、自社の事業で解決することを目指します。
中小企業にとってこのような事業を持続可能な状態にするためには、【利益を上げる】ことが重要となります。
大企業よりも経営資源が乏しい中小企業にとって、利益を確保できるかどうかがポイントになります。
儲からないから誰もやりたがらない社会課題で利益を確保することは容易ではありません。
そのために、いろいろなバックグラウンドをもったメンターやクリエイティブ・パートナーが無報酬にも関わらず、約半年間かけて参加企業の経営者と本気で事業化するお手伝いをしています。
次の世代に持続可能な社会を引き継ぐことは、今を生きる大人たち、特に企業経営に携わる者の責務だと思っています。
株式会社ジリリータジャパンとしても引き続き、プロジェクト・エングローブに参加した企業のような社会課題を本業で解決したと考えているを応援していきたいと考えています。
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